ACR-Iカード(Alien Certificate of Registration – Identity Card)は、60日以上フィリピンに滞在する外国人に対して発行が義務付けられている身分証明カードです。SSPとは別に必要な制度で、滞在中にフィリピン政府が外国人を管理するための公的な身分証となります。SSPと同様に8週間の期間が終了する前に、学校担当者が生徒に同行して、ACR~I Cardの申請をするケースがほとんどです。
ACR-Iカードは、フィリピン国内で合法的に中長期滞在する外国人すべてが対象です。語学留学で60日以上滞在する場合、SSPの同様にACR-Iカードの申請が必要です。このカードがないと、ビザの延長や正式な手続きが行えない場合があります。SSPは留学開始の週、ACR-Iカードは8週間経過(59日間経過)前に申請をする必要があるので、注意が必要です。
3D ACADEMYでは、8週を超える(9週以上)のコースを受講する学生を対象に、スタッフがACR-Iカードの申請に同行します。ACR-I Card申請には下記ARP登録が必要であり、生徒が必ず現地にスタッフと同行する必要があります。
ARPはAlien Registration Programの略で、指紋認証などの生体認証登録のことです。ACR-I Cardの申請と一緒に行う手続きとなっていて、ARPの申請自体に費用はかかりません。指紋認証と簡単な英語での質問を受けて終了ですが、本人が移民局に訪れる必要があります。(スタッフは同行します)
ACR-Iカードの有効期限は発行から1年間です。そのため、24週間(6か月)程度の留学であれば、1回の申請で問題ありません。1年以上滞在する場合は、カードの更新が必要となります。
ACR-Iカードの発行費用は**3,500ペソ(2025年現在)**です。8週間の期間が経過する前に、学校から生徒に移民局に同行できるスケジュールを聞いた上で、スタッフと一緒に同行して申請します。2回目のビザ延長手続きと合わせて実施しますので、期間によって総額費用が異なります。
ACR-Iカードの発行には顔写真・指紋登録などが必要です。
紛失した場合は速やかに学校に報告し、再発行手続きが必要です。
滞在期間が59日以下であれば、ACR-Iカードは不要です(例:4週間の短期留学など)。